今回ご紹介するのはお寿司屋さんの人気ネタ、ホッキ貝!さっと茹でた紅白の身色がうつくしく、おめでたい印象を感じさせる貝です。実は世の中には紅色のほかにも、黒色に染まる「黒ホッキ」と呼ばれるホッキ貝があるのをご存知でしょうか?育つ環境によって色が変わるといわれるホッキ貝。北海道噴火湾など道南沖の海底は鉄分豊富なエリアが多く、そこで育つホッキ貝は貝殻も身も黒く色づいています。黒ホッキは通常のホッキ貝と比べると、とにかく大ぶり。ズシっとした重みを手のひらで感じとることができます。貝殻を開くと、身がビッシリ!抜群な身入りです。しっかりした身の締まり、肉厚でジューシーな食べごたえ。お刺身もおいしいですが、バター焼きや炊き込みご飯も甘みが引き出されて最高です。北海道の一部地域では、カレーにホッキ貝を合わせたホッキカレーが名物なのだそう。いずれにせよ加熱して調理するときは、火を通しすぎずレアに仕上げるのがおいしさのポイントですよ。
魚ポチでは、噴火湾沖合い北海道長万部産の黒ホッキ(400gUP!)を掲載中。長万部と書いておしゃまんべと読みます。ぱっと見ただけでは読めないことが多い、アイヌ語由来のおもしろい北海道地名です。長万部町は、ホッキ貝のほかにもカニやホタテなどおいしい魚介の宝庫。とくに黒ホッキは日本一と評する声もあるほど高品質と言われています。ぜひお試しくださいね!