市場にあまり入ってこない種類やサイズの魚が好きで、目玉メニューにしています。
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店舗名
鮮魚料理 魚修
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ジャンル
魚介料理、海鮮居酒屋
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所在地
北区岩淵町1-3 津田ビル1F
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客単価
3,000円
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席数
13席
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ご担当者
佐藤 修さん
・まず、魚修さんのご紹介をお願いします。
店の立地は、赤羽の飲み屋街からは歩いて15〜20分ほどかかる住宅街です。飲み屋というよりは食事をしていただくのをメインとして考えているので、お客様には地元のご家族連れを想定しています。土鍋炊きのご飯を待っているあいだにおつまみを注文していただいて、お父さんはビール飲んで、お母さんも付き合いで1杯だけ飲んで、お子さんはご飯食べて、みたいな感じの店がいいなあと。15時から営業しているので、小さいお子様連れのお客様もよく来てくださいます。夕方の混み合う時間帯は、お子様連れでは食事に行きにくく、早い時間の営業は助かるとの声も。自分自身も、こういう営業スタイルの方が体も楽で良いです。
・どんなお料理を提供されていますか。
うちは肉類は一切扱っていなくて、魚と季節の野菜の組み合わせをお出ししています。刺身や焼き魚、揚げ物、煮物、土鍋ご飯などがありますね。
目玉は魚1尾を買ってもらって、ご希望の調理方法でお出しするというメニューです。たとえば半身は刺身で、残りの半身は煮たり焼いたり。1〜2人で来られる方が多い小さな店なので、ひとつの魚を刺身だけで出すのは多すぎるし、同じ魚でも生と火を通したときでは味が違うことをお客様に知ってほしくて。使う魚は、おひとりでも食べやすいように300gくらいまでのサイズです。魚ポチではメバルやメジナが使いやすいですね。今日メニューに書いてあるキビレは30cmないくらいのサイズで、これで1尾1,100円という価格なので、刺身が550円、煮魚も550円で食べれるのでお得ですよね。
・それはかなりお得感がありますね!どんな調理法でいただくか考えるのも楽しめそうです。ほかにも工夫されていることはありますか。
「お客さんから、おすすめの一品」というのは自分のよく行っていたお店がヒントになっています。そのお店では「○○さんの大好きなポテトサラダ」というような、お客さんのお気に入りメニューがあったんです。うちでも、お客さんに「今日はなにが一番良かったですか?」とお声がけして、美味しかったという声をメニューに反映しています。
白身魚の盛り合わせは、5種類の白身魚の盛り合わせを魚種名だけお伝えしてお出しして、どれがどの魚種かを当ててもらうお魚クイズです。皮目が美味しい魚はなるべく皮を残して刺身にするので、皮目をヒントにして、スマホで調べてもOK、食べてみてもOKです。答え合わせをして、全問正解するとドリンク1杯サービスになります。皆さんけっこう苦戦されてますけど、当てる当てないよりも「この魚ってこんな味なんだ」「こんな形なんだ」「こういう色なんだ」って執着を持って食べてほしいと思ってこんなことを始めました。まあ、そのおかげで毎日白身5種揃えないといけないんですけどね(笑)
あとは、これだけ魚種を揃えてるので毎日アラがたくさん出るのですが、捨ててしまうともったいないので、それで出汁をとって、干し貝柱や昆布で塩ダレを作って潮ラーメンにしています。毎日違う魚を仕入れるのでその日によってスープの取れかたが違って、味もちょっとずつ違うんです。
・仕入れについては、普段どのようにされていますか。
昔からずっと火、木、土の週3回足立市場に通っていました。でも魚の種類があまり多くなかったり、市場に行ってみたら水揚げが少なくて魚が全然なかったり、2日分の量を仕入れたけどその日だいぶ売れてしまい、翌日の魚が足りないことがあったりと、課題がありました。そこでほかにも仕入れのルートを作ろうと、あれこれ調べました。漁港直送の鮮魚セットなども検討しましたが、魚種は自身で選びたいと思っていたので、ちょっと違うなぁと。そんなとき、たまたまFacebookで魚ポチを見て、お試し3000円クーポンを使って頼んでみました。
魚ポチは珍しいものがいろいろあって、いいですね。僕はみなさんに「えっ何これ?」とびっくりしてもらえるようなものを扱うのが好きなんです。サイズも珍しいものがあって、クロムツの小さいのとかは市場には全然出てこないので、買う側としてはすごく嬉しいです。小田原の小さいマイワシ一袋売りなんかも良かったです。お刺身と天ぷらで出しました。残したら南蛮漬けにしようと思ってたけど、みんな売れちゃいました。
・魚ポチの商品で特に気に入っているものがあれば教えてください。
好きなのは千葉の館山と、新潟の佐渡の魚です。うちの1尾丸ごとメニューに合うサイズの魚が結構あるので、魚ポチではまずはそこから見ています。試しに1回仕入れてみたら魚の扱いがすごく良くて驚きました。丸ごとメニューをやるには魚が姿になってないといけないんですが、首が切れてしまってる活け締めじゃなく、ちゃんと傷を隠した締め方をしてくださってて、すごく状態が良いんです。佐渡や館山、小田原、高知の産地の魚は、市場でもあまり見かけないので気にいっています。
・魚ポチの機能面で利便性を感じられたことはなんでしょうか。
一番助かるのは、自分の体調が悪いときに買い出しに出向くことなく、スマホで仕入れられることですね。市場に行っていた時間は、体調の回復に使えます。魚ポチは夜2時くらいまで注文できるので、営業が終わって、翌日のことを考えながら注文しています。市場に行くのは体力的にかなりきついので、とても助かっています。市場に行って買うほどじゃないけど、もうちょっとだけほしい、というようなときもすごく助かりますね。
店内一角にはお客さんの描いたイラストが。最初はお子さんが退屈しないようにと用意していたお絵かきセットでしたが、意外と8割くらいは大人が描いているそうです。「お子さんが絵を描いてくれると、『またあそこ行きたい』とご家族で常連さんになってくださるという効果もあります(笑)」とのこと。
・最後に、今後魚ポチに期待したいことがあれば聞かせてください。
1尾単位の価格設定になっているもの、たとえば400〜600gの金目鯛だとしたら400gと600gではkg単価がかなり変わってしまうので、今より納品物に近い目方になるとさらに飲食店の満足度が上がると思います。でも魚もすごく良いものが来るし、もし問題があってもLINEで連絡すれば迅速に対応してもらえるので、困っていることはないです。僕らの若いころだと、買った次の日に市場に行って「おじちゃん、これシラタだったよ」と言うしかなかったんですよ。今はスマホで、その場で写真を撮ってすぐ言えるっていうのがすごく便利です。これからもよろしくお願いします!